【1】のカード数枚と、ほかのカードの交換

※数字カードが手元にない場合は、数字カードのつくりかたをご覧になってください。ほぼ無料、数分でつくれます。

【1】の数字カードのを3枚、子どもの目の前に置いてください。
そして、自分の手元に、【3】【4】【5】【6】の数字カードを置いてください。



「数字カードをママ(パパ)のと交換して」

そう言ってみてください。
子どもがよくわかっていないようなら、つぎのように言ってください。

・【1】のカードは何枚ある?
・【1】のカードをかぞえてみるね。「1、2、3」となるから、何枚?
・【3】のカードと交換できない?

そして、子どもの手元にある【1】のカード3枚と、【3】のカード1枚を交換してください。

これでもわからないようなら、今度は子どもの手元にある【1】のカードを4枚にして、同じことをしてください。
この際、子どもに言うことも、まったく同じです。

それでもわからないようならば、今度は【5】のカードを5枚にして、同じことをしてください。
この際、子どもに言うことも、まったく同じです。

これを繰り返すうちに、【1】のカード、数枚は、ほかのカードと交換できると気がつくと思います。

<一言>
交換ゲームも親がつまらなさそうにすれば子どもは楽しいと思いません。交換できれば大げさにほめたり、喜んだりするといいですよ!

<目標>
たとえば、以下がわかる。

「【1】【1】【1】【1】【1】【1】 → 【1】が6枚ある → 【6】のカードと交換できる」

<練習>
【1】のカードを3枚、子どもの手元に置きましょう。自分の手元には【2】【3】【4】のカードを置きます。これで「交換してみて」といってください。
※【1】のカードの枚数を変えて、練習させてください。

先ほどの交換ゲームの「逆」をさせよう!

今度は「逆」をしてみましょう。
たとえば、つぎのようにします。

子どもの手元に【3】の数字カードを1枚、置いてください。
自分の手元には【1】のカードをたくさん置いてください。



そして、「数字カードをママ(パパ)のと交換して」といってください。
さきほどの交換ゲームがしっかりできていれば、すぐにできると思います。

<目標>
たとえば、以下がわかる。

【4】は【1】が4枚 → 【4】のカードは【1】のカード4枚と交換できる

<練習>
・子どもの手元に【2】のカードを置いて、【1】のカードと交換させましょう。
※子どもの手元に置くカードは2〜5くらいの数字カードでいいと思います。
※すぐにできると思いますが、繰り返してください。
※「できそう」と思えば、6〜10までの数で交換ゲームしても構いません。それよりも大きい数の交換ゲームはやめておいたほうがいいかもしれません。

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2回以上、交換するゲームをしよう!

【1】の数字カードを4枚、子どもの目の前に置いてください。
そして、自分の手元に、【2】【3】【5】【6】の数字カードを置いてください(【4】はありません。一度で交換できるカードは置かないようにします)。



先ほどと同じように「数字カードをママ(パパ)のと交換して、枚数を少なくして」と言ってみてください。

「【1】【1】【1】と3枚ある。【3】のカードと交換できる」で、子どもの手元のカードは【3】【1】になります。
※【2】のカードと交換しても構いません。

ここで「できた!」と言うと思いますが――。

自分の手元に、さりげなく【4】の数字カードを加えてください。



そして同じように「数字カードをママ(パパ)のと交換して、枚数を少なくして」と言ってみてください。

すぐに交換できる子どももいますが、最初からなかなかできないものです。
そこで、「【3】は【1】が3枚だよね? 【3】【1】、あわせて何枚ある?」と聞いてみてください。
※もしこれで理解できないようであれば、【3】のカードの近くに【1】のカード3枚を近くに置いてみてください。



4だと気がついて、【4】のカードと交換すると思います。
その後、数字を変えて、何度も交換ゲームをしてください。

なお、わからないようであれば、何度も手本を見せてあげてください。
小さな子どもの脳は「パターン」で覚えるようにできているといわれているので、何度も手本を見せているうちにわかることが多々ありますから。

<参考>なぜ、一度に交換させないのか?

「最初から子どもの手元に【3】と【1】のカードを置いて、【4】と交換させればいいのでは」と思ったひともいるかもしれません。

なぜ最初は【1】のカードを4枚置くのでしょうか。
それには2つの理由があります。

1つ目の理由は、まだ【3】のことを、イマイチ、理解していない子どもが多いためです。
【1】のカードを4枚を置くことで、つぎの効果があります。

「【3】と【1】のカードのとき、【3】のカードは【1】のカード3枚だと気がつきやすい」

2つ目の理由は、数は、いろいろな数で成り立っていることを、なんとなく気がつかせるためです(ただし、効果のほどはわかりません)。
どういうことなのか、一例をあげます。

(例)
・「【4】は【3】と【1】のカードだけではなくて、【1】のカード4枚でもつくれるんだ!」と子どもが、なんとなく気がつく
・ついでに、このような交換遊びを繰り返していると、子どもが自然に「【4】は、【3】と【1】だけではなくて【2】と【2】のカードの組み合わせでもできる!」などと気がつく

なぜ、このような「気づき」が必要なのでしょうか。

今後、「10=●+▲の●と▲の数字の組み合わせ」を考える機会があります。
このときに「『4=3+1』だけではなく『4=1+1+1+1』『4=2+2』もある!」と気がついていると、かんたんにわかるためです(ただし、効果のほどはわかりません)。

というわけで、ここの目標と練習問題です。

<目標>
たとえば、以下がわかる。

「【1】【1】【1】【1】 → 【1】が3枚、【1】が1枚 → 前者は『3』のカードと交換。【1】のカードは残る → さらに『4』のカードと交換」

<練習>
・【1】の枚数を変えて、練習させてください。

いきなり交換させてみよう!

子どもがこの交換ゲームに慣れてくれば、いきなり子どもの手元に【3】【1】を置いて交換させてください。
もし、できないようであれば、しっかり復習してください。

<目標>
たとえば、以下がわかる。

「【3】と【1】のカードと【4】のカードとの交換」

<練習> ・3〜10の数字カードをつくれるように【1】のカードを子どもの手元に置いてください(例:子どもの手元に【1】のカード6枚を置いて、最終的には【6】のカードになるように交換させていく。
・この際、一度に交換できないように工夫してください(例:子どもの手元に【6】のカードを置いたとき、自分の手元には【2】のカード4枚、【3】のカード4枚などとします。子どもが【2】や【3】のカードと交換したら、そのあとに自分の手元に【4】【5】のカードを置く感じです)。

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言葉をいい替えることで、かんたんに「たし算(繰り上がりなし)」ができるようになる!

子どもの手元に【3】【1】を置いてください。
自分の手元には【2】【3】【4】【5】【6】を置いてください。


そして、「3+1はいくつ?」と聞いてみてください。

まだ、たし算を教えていないので、子どもはワケがわからない顔をすると思います。

そこで、すかさず「3+1は、3と1をあわせていくつになるかってこと。ほら、そこに【3】と【1】のカードがあるよね。あわせるといくつ?」と聞いてください。

「4」と答えると思います。

答えられないなら、先ほどと同じように教えます。

「【1】のカードは1枚だよね。【3】は【1】のカード何枚だった?」と聞いてください。
「3枚」と答える思います。
そして「【1】のカードが1枚。【3】で3枚分。ぜんぶで何枚?」と聞いてください。

仮にこれで答えられないなら、子どもの手元にある【3】のカードに【1】のカード3枚を近づけて、「【1】のカードはあわせて何枚ある?」と数えさせてください。
「4」というと思います。

これで、子どもは、たし算とは何なのか、なんとなくわかったと思います。

仕上げに、子どもの手元に紙を置いて「3+1=4」と書かせてください。そして、「この3は【3】のカードのこと。1は【1】のカードのこと。あわせて4枚だったよね。だから4と書いているの」と教えてください。

あとは、これを繰り返していくだけです。
たとえば――。

子どもの手元に【2】【1】のカードを置いてください。
自分の手元には【2】【3】【4】【5】【6】を置いてください。

そして、「2+1はいくつ?」と聞いてみてください。

答えられないなら、すかさず「2+1は、2と1をあわせていくつになるかってこと。【1】は1枚だよね。【2】は【1】のカード2枚だよね。あわせると?」と聞いてください。
「3」というと思います。
最後に紙に「2+1=3」と書かせてください。

これがスッとできるまで何度も繰り返してくださいね。

<目標>
・手元にある【3】【1】のカードを見て、「3+1=4」といえるようになる
・紙にたし算の式を書いて答えられるようになる(「3+1=4」を書けるようになる)

紙に書いた式で計算させよう!(数字カードを使うのはあり)

紙に「3+2=」を書いて「この答えは?」と聞いてみてください。
わからないようなら、数字カードを使って解かせてみてください。

これで、かんたんな、たし算ができるようになると思います。

<一言>
子どもに、たし算とは何か詳しく説明したくなるかもしれません。しかし、子どもが小さければ小さいほど、余計にわからなくなります。この時点では、「なんとなく、わかった」で構いません。足し算の計算をさせて、ある程度、理解が進んだ時点で、あらためて話すといいでしょう。

<目標>
・「3+1」のような、たし算ができるようになる

<練習>
紙につぎの式を書いて、子どもに計算させましょう(数字カードを使っても可)
※「1+6」以降、「2+4」以降など、数字が大きくなると途端にできなくなる子どももいますが、成長するとすんなりできるようになるので、無理をさせる必要はありません。「いま、がんばって教えると60分かかる」「成長してから教えると1分で終わる」ですから。

・1+1
・1+2
・1+3
・1+4
・1+5

・2+1
・2+2
・2+3
・2+4

・3+1
・3+2
・3+3

・4+1
・4+2

・5+1

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