時の流れを教えよう!
デジタル時計を読めるようになれば「時間の流れ」を教えます。
まずは、デジタル時計を子どもの前に置いてください。
つぎに「時間が経つと、ここにある数字はどうなると思う? 時計を見てて」と言って、つぎのことを確認してください。
■時間が経つと、数字が増えていくこと
「ほら、1秒、2秒、3秒…と、時間が経てば、数字は増えていっているよね」
■60秒にならずに0秒になること
「…58秒、59秒、見て! そのつきは0秒に戻ったよね」
なお、この際、「0秒に戻ること」が納得できない子どももいます。
その場合は、アナログ時計を見せて「この時計(アナログ時計)、デジタル時計と同じなんだよね」と言いつつ、「秒針」を指さしてください。
そして「はじめは0秒。1秒、2秒…59秒のつぎは、元の位置に戻っているよね」「ぐるりとまわって0秒に戻るんだよ」などと教えると、すんなり理解してくれると思います。
これが理解できれば、つぎのことを教えてください。
【覚えさせてほしいこと】60分で0分になること。そして、1時間増えること
【できれば教えてほしいこと】60秒で0秒になること。そして、1分増えること
【できれば教えてほしいこと】12時間で、0に戻ること。
※12時制、24時制、午前と午後の概念などは、あとで教えます。
なお、現時点では、たとえば「1時間15分は何分?」「80分は何時間何分?」のような、本格的な「時間と分を変換する方法」を教える必要はありません。
小2で学習します。