そろばんには「壁」がいくつもある!
そろばんを使わない場合、下記1のたし算ができれば、ほかの2、3も解くことができます。
1.1+2
2.2+3
3.3+4
しかし、そろばんはちがいます。
上記1ができても上記2はできませんし、上記2ができても上記3は計算できません。
そろばんでは乗り越えるべき「壁」がいくつもあります。
それらの壁ごとに分けて、解説していきます(「STEP」で分けています)。
加えて、単なるそろばんの解説ではありません。
幼稚園児でも理解できるように数字カードを使って教えていく方法を伝授します。
※数字カードは、コピー用紙などに1、5、10、50、100、500と書いて切っていくだけのものです。詳しくは別のページにあります。
<参考>そろばんは、数字カードで教えたほうがいい理由
そろばんを教えるとき、数字カードで教えることをお勧めします。
その理由は、そろばんは、玉を取り外してバラバラにできないためです。
イマイチ実感できないと思うので、この先を読み進めていってください。
その理由がよくわかるようになると思いますから。たぶん。
もちろん、そろばんの実物を使っても、そろばんのやりかたを理解できます。ただ、数字カードを使ったほうが、かんたんに、はやく理解できるだけです。
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【STEP2】答えが5未満のたし算を教えよう!
「1+2」を計算させてみましょう。
最初に「1」をそろばんでつくります。
子どもに【1】のカードを置かせてください。
つぎに、「2ってことは【1】のカードは何枚?」と聞いてください。
数字カードの練習ができていれば、すぐに2枚と答えると思います。
そして、「じゃあ、【1】のカードを2枚置いてみて」といってください。
・今はそろばんの紙の一番左の列しか使わないこと
・【1】のカードは上から置いていくこと
このルールを覚えていればつぎように置くはずです。
最後に「これ、いくつ?」と聞いてください。
すると「3」と答えると思います。
※もしわからないようであれば「【1】のカード、何枚ある?」と聞いてみてください。
「1+2=3」ですね。
同じようにして、答えが5未満になるたし算をそろばんで計算させてください。
※つぎの計算しかありません。
・1+1
・1+2
・2+1
・1+3
・2+2
・3+1