わり算の計算ができない理由は、九九にある!
わり算を苦手に思うひとは、たくさんいます。
しかし、わり算の「計算」だけなら、つまづくはずはありません。なぜなら、ものすごく、かんたんなためです。
それなのに、なぜ、つまづくのでしょうか。
それは、九九が不完全だからです。
つぎのような、かけ算の問題を瞬時に解けるレベルになっていないと、わり算の計算はできません。
逆をいえば、つぎのような、かけ算が完全にできるなら、わり算はすぐに終わります。
というわけで、わり算を教える前に、子どもがつぎの計算ができるかどうか確認してください(数字を変えて問題を自作してください)。
もし1問でも不正解であれば「二年生」のページにある、かけ算から、もう一度、学習させてください。
□にあてはまる数字を答えてください。
・3×□=15
・□×8=64
・9×□=54
なぜ、九九が完全にできないと、わり算の計算ができないのでしょうか。
あとで詳しく説明しますが、つぎのように考えるためです。
・28÷7=?
・7×□=28になる□を考える。それは4。
・よって、28÷7=4
この説明は、まだワケがわからないと思いますが、「7×□=28」が解けないとダメだということはわかっていただけたと思います。
ちなみに、学校や塾では、「かけ算が完全にできた子どもだけ、わり算の計算を教える」のようなことはできません。
だから、かけ算が不完全のまま、わり算の勉強がはじまって、ついていけなくなる子どもがいる、そのまま算数が苦手になるひとが多いわけです。
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わり算を理解するために、かけ算のイメージを理解しておく必要がある!
わり算の計算はできても、わり算がイメージできないと、その先で学習する比、比例、文章題(速度など)などはできません。
どうすれば、わり算をイメージできるのでしょうか。
そのカギを握るのが「かけ算のイメージ」です。
わり算を理解するには、かけ算をイメージできないといけません。かけ算をハンコでイメージできないのならば、二年生のところに戻ってしっかりと復習させてください。
かけ算が完成していると確認できれば、2STEP!
どうでしょうか。
子どもは、かけ算は完全でしょうか。
完全であれば、これから2STEPで、わり算を勉強しましょう。