分数が苦手になりにく教えかた
分数に苦手意識をもつ子どもが多いですよね。
ここでは苦手意識を持ちにくい教えかたを紹介します。
まずは、折り紙を何枚か用意してください。
あとはハサミと不要な紙が数枚必要です。
必要なものはそれだけです。
※いずれも100均で売っています。
それでは、はじめましょう!
※当サイトのオリジナルの教えかたです。このページだけではわからないところがあると思うので、はじめてこのページを見たかたは、まずは割り算のページからご覧になってください。
スポンサード リンク
分数の意味をかんたんに教えよう!
まずは、折り紙を1枚、子どもの前に置いてください。
そして「折り紙は何枚ある?」と聞いてください。
「1枚」と答えますよね。
「半分に折って、半分で切って」といって、子どもに折り紙を折らせて、半分で切らせてください。

「1枚が、2つに分けられたよね。しかも、その2つはまったく同じ大きさ。コレ、どこかで見たことはない?」と聞いてください。
子どもが忘れていれば「1つを等しく2つに分けたわけだから、わり算だよね」と教えてあげてください。
そして「どういう式になる?」と聞いて、子どもに考えさせてください。
わからないようであれば、ヒントとして「1を等しく2つに分けたんだよね」と繰り返し言ってください。
「1÷2」と答えると思います。
※忘れていれば復習してください。
半分になった折り紙を持ちながら「じゃあ、聞くね。折り紙1枚なら『1』。この半分になった紙はいくつだと思う?」と聞いてください。

もちろん子どもはわかりません。
すこし考えさせてから、紙につぎのように書いてください。

※「にぶんのいち」という読みかたも教えてください。
「犬のことは犬というよね。それと同じ。1つを等しく2つに分けた数のことを2分の1というんだ」と教えてください。
そして、つぎのことを繰り返し確認してください。
「÷●」は下(分母)
折り紙を一枚、子どもに渡してください。
そして「半分に折って、それをまた折って」と言ってください。そして折り目で、折り紙を切らせてください。
4分の1をつくらせるわけですね。

※以下でも構いません。

「じゃあ、この紙切れ、いくつだと思う?」と聞いてください。
「1を等しく4つで分けらから、1÷4で、4分の1だよね」と教えてください(紙に式を書いてください)。

このようにして、まずは分数とは何かイメージさせるようにします。
ただ、このとき、深追いは禁物です。
分数は折り紙などのような具体的なもので説明しきれるものではないので、深みにはまると、かえって子どもを混乱させる原因になるためです。
【目標】
・分数の意味がなんとなくわかる
・分数のかきかたがわかる(÷●が分母)
スポンサード リンク
分数そのものに抵抗がなくなるまで繰り返し分数を書かせよう!
ここからが重要です。
分数の意味がだいたいわかるようになれば、子どもの分数に対する違和感がなくなるまで、つぎのような問題を繰り返し解かせましょう。
「÷●のほうが下」と言って、紙に分数をたくさん書かせるといいでしょう。
・1÷2
・1÷4
・1÷5
・1÷6
・1÷7
・2÷5
・6÷7
・4÷3
・9÷2
・5÷9
なぜ、このようなことをさせるのでしょうか。
通勤電車で毎日顔をあわせるだけなのに、なぜか「このひとのことを前から知っているかもしれない」と感じたことがあるのではないでしょうか。
ひとには、何度も顔をあわせているうちに、好意をいただくようになる習性があります(これを心理学では「単純接触効果」といいます)。
それと同じです。
もっともかんたんな分数の計算を繰り返しさせることで「分数に違和感がある→なんか大丈夫」にするのが狙いです。
ちなみに、違和感をなくすのが大切なので、子どもが「なんかわからない」といえば、ふたたび「1÷●」を折り紙でつくらせて、分数の意味を確認させるといいでしょう。
【目標】分数への抵抗が少なくなる(わり算→分数)
分数に慣れるために、分数をわり算にする練習もさせよう!
先ほどは「わり算→分数」にする練習でした。
その逆、「分数→わり算」の練習もさせましょう。
具体的には、つぎのような問題をたくさんつくって、子どもに解かせます。

これも「慣れ」なので、しつこいくらい何度も練習させましょう。
【目標】分数への抵抗が少なくなる(分数→わり算)