まずは、時刻には2種類あることを気づかせよう!
(問)11時です。3時間後は何時ですか。
子どもに何も教えず、いきなり計算させてみてください。
「11+3=14」と答えると思います。
24時制ですね。
「正解。念のために図にしてみるね」と言いつつ、つぎの図を描いてあげてください。
※学校ではアナログ時計を中心に教えるので、「2時」と答えるかもしれません。その場合は不正解といって、つぎの図を描いてあげてください。
(問)午前11時です。3時間後は何時ですか。
子どもに何も教えず、いきなり解かせてください。
先ほどと同じようにして「11+3=14」と答えると思います。
「不正解。なぜだと思う? さっきは『午前』とはついていなかったよね。だから、午後2時になるんだ」と言いつつ、つぎの図を描いてください。
「同じ11時の3時間後なのに、さっきは14時。いまは午後2時。なぜちがと思う?」と聞いて、先ほどの図2つを並べてください。
「実は時刻には2つの種類があるんだ。午前と午後を使う場合と使わない場合。いまはこの2種類あるということだけ覚えておいて」と言ってください。
ついでに、午前と午後を使わない場合は24時制、使う場合は12時制とも教えてください。
【目標】
・時刻には2種類あると気がつく(午前と午後を使わない場合、使う場合の2種類)
・午前と午後を使わない場合は24時制、使う場合は12時制と覚えさせる
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「12」の足し引きで換算!
まとめます。
つぎの図を描いてあげてください。
そして「12時制と24時制があったよね。午後の時間が変わってくるんだけど、よく見て。ぜんぶ『12』だけちがうよね。なぜだと思う?」と聞いてください。
「12時まで同じだからだよね」と確認して、つぎを書いて覚えさせてください。
・午前7時(12時制) → 何もしない → 7時(24時制)
・午後8時(12時制) → 12を足す → 20時(24時制)
・9時(24時制) → 何もしない → 午前9時(12時制)
・22時(24時制) → 12を引く → 午後10時(24時制)
【目標】12時制と24時制の変換ができる