そろばんの「壁」ごとにSTEP!
そろばんでは乗り越えるべき「壁」がいくつもあります。
当サイトでは、それらの壁ごとに分けて解説しています(「STEP」で分けています)。
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【STEP2】繰り上がりのある、たし算(1〜9+5)
子どもの手元に【5】のカード2枚、【1】のカード2枚を置いてください。
そして、「7+5」を計算させてください。
まずは、7をつくります。
これに【5】のカードを置きたいのですが、置けないですよね。
ここで、子どもの手元に【10】のカード1枚を、さりげなく置いてください。
すると「交換」できると気がつくと思います。
あとは【10】のカードを置く場所さえ覚えていれば、つぎのようにできるとわかると思います。
そのあとは、つぎのように練習させましょう。
(練習問題1)【1】のカード7枚。【5】のカード1枚を子どもの手元に置いて、「7+5」を計算させてみてください。ちなみに、【10】のカードは、子どもがそろばんに「7」をつくったあとにそっと手元に置いてください。
(練習問題2)【1】と【5】のカードをたくさん子どもの手元に置いて、「7+5」を計算させてみてください。ちなみに、【10】のカードは、子どもがそろばんに「7」をつくったあとにそっと手元に置いてください。
【STEP5】ちがう計算として独立!
子どもの手元に【1】のカード7枚、【5】のカード2枚を置いてください。
そして、「8+9」を計算させてください。
やりかたは、STEP3、STEP4とほぼ同じなので解けると思います。
ちがうのは、そろばんに【5】のカードがあるかないかだけですから。
しかし、子どもによっては、この【5】のカードの存在感が大きく、実物のそろばんで計算させると5の玉をはじく必要がないのに、はじいてしまう子どもがいます。
そこで、独立させています。
というわけで、本題です。
まずは8を、そろばんでつくってください。
これに9を足すわけなので、そろばんの外に置いてください。
外にある合計9のカード、そろばんに置けません。
そういうときは、そろばんのなかのカードを借りるのでした。
いま、外のカードは【1】のカード1枚あれば、【10】のカードと交換できますね。
そこで、【1】のカードを借りて、【10】にします。
よって、つぎのようになります。
ここまでできれば練習問題を解かせましょう。
<補講>
・9+9
・8+9
・7+9
・6+9
・9+8
・8+8
・7+8
・9+7
・8+7
・9+6
【STEP7】たし算の最後の壁は高い!
たし算の最後の壁です。
子どもの手元に【1】のカード3枚、【5】のカード2枚、【10】のカード1枚を置いてください。
そして、「7+6」を計算させてください。
まずは、そろばんに7をつくります。そして、そろばんの外に6をつくります。
6(【1】のカード1枚、【5】のカード1枚)は一度に置けませんよね。
そのような場合、そろばんのなかからカードを借りればいいのですが…。
そろばんのなかのカードを借りても、そろばんの外で【5】もしくは【10】をつくることはできません。
どうすればいいのでしょうか。
「6」は「5」と「1」に分けられるので、それぞれ別に考えます。
具体的には、【1】のカードはそろばんにそのまま置くことができます。
【5】のカードはそろばんにある【5】のカードと合わせると、【10】のカードと交換できます。
よって、つぎのようになります。
なお、【5】の2枚カードのカードと【10】のカード1枚との交換は後です。つまり、つぎの順番を守るようにしてください。
・そろばんの外にある【1】のカードを、そろばんに置く
・そろばんの外にある【5】のカードと、そろばんにある【5】のカードと、【10】
「どちらが先でも同じでは?」と思うでしょうが、実物のそろばんでは「1の玉をあげてから5の玉をはじく」ほうがはやいので、1が先になっています。
実物のそろばんが正しくできるようになるため、順番を守りましょう。
ここまで親のあなたが理解できれば、子どもにつぎの練習問題をさせましょう。
・6+6
・6+7
・6+8
・7+6
・7+7
・8+6
あとは実物のそろばんを使ってみよう!
前のページとあわせると、そろばんで、たし算ができるようになります。
あとは練習あるのみ!
幼少のころに使った、たし算のドリルを使って練習させるといいでしょう。