幼少のころに「空間認識能力」を鍛えよう!
「センス」があれば算数はズバ抜けてできます。
では、センスとは何でしょうか。
その1つに「空間認識能力」があります。
「積み上げられたミカンをみて、瞬時に何個あるのか」「何も教えていないのに立体を見て展開図を書く」のような力のことです。
空間認識能力は、幼少のころに積み木やブロックなどの知育玩具で遊ばせれば鍛えられるといわれていますが、個人的にはつぎのように思っています。
※脳などの専門家ではないので、本当のところはわかりません。あくまで個人的な見解です。
・空間認識能力は持って生まれた才能、すなわち、遺伝子ではないか。
・ウイルスだか細菌だかに感染したら空間認識能力がなくなるという研究結果もある。
・知育玩具が空間認識能力を育てるのに効果があるといわれているが、科学的根拠が乏しい、もしくは欠けるものが多い。
・実際、まったく同じ知育玩具で遊んできたのに、空間認識能力に大きな差があることも見てきた。
→積み木やブロックをはじめとした知育玩具では、空間認識能力を鍛えられないのでは?
とはいえ、知育玩具で遊ばせた場合のデメリットはありません。
また、赤ちゃんのうちは知育玩具で遊ばせることくらいしか、親ができることはありませんし、知育玩具を与えておけば子どもは勝手に遊ぶので楽できます。
知育玩具で遊ばせればいいのでは、と思っています。
というわけで、ここでは「ひょっとして空間認識能力を鍛えることができるかもしれない知育玩具」を紹介します。
知育玩具で遊ばせていれば、将来、図形を学習するときに「あのときに遊んでいた形だ!」となるかもしれませんね。
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【〜1歳6ヵ月】赤ちゃんのうちにお勧めの知育玩具
1歳6か月くらいまでの赤ちゃんは積み木やブロックでうまく遊べません。
そこでお勧めなのが、以下の知育玩具です。
・コンビ コップかさね
コップのようなものを積み立てたり重ねたりするだけのものなのに割高と思うかもしれませんが、この玩具はロングセラーです。
つまり、大勢の子どもたちが興味をもってきたわけなので(※)、子どもが興味をもつ可能性が比較的高いといえます。
※長い間、多くの子どもが遊んできたからこそのロングセラーです。
これで遊ばせれば、積み木やブロックに興味をもちやすくなると思います。たぶん。
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【〜4歳】「積み木」「ブロック」が定番の知育玩具
子どもの成長とともに「積み木」「ブロック」で遊ばせてみるといいでしょう。
積み木やブロックは、大きく分けると「遊び系」「勉強系」がありますが、はじめのうちは遊び系で様子を見て、大丈夫そうなら勉強系にするといいでしょう。
「勉強させないと!」で子どもを追い詰めて、かえって立体が嫌いになると元も子もありませんから。
<積み木の例(遊び系)>
かわいいキャラクターが描いてあるので、子どもは喜んで遊ぶかもしれません。
・ミッフィーブロックス
<ブロックの例(遊び系)>
1歳までの子ども向きですが、このようなブロックで楽しく遊ばせることからはじめるといいでしょう。
・ブロックラボ はじめてのブロックワゴン(アンパンマン)
<積み木の例(勉強系)>
【オススメ!】算数の勉強につながりますが、いきなり立体をつくらせると嫌がる子どももいるかもしれません。
・図形キューブつみき
ちなみに、空間認識能力が高い子どもであれば、親がすこし積み木やブロックで見本をつくってみせただけで、勝手に何かをつくることがあります。なかには、レゴの説明書を自分で見て、勝手に大きな船などをつくる子どももいます。
ここで算数の才能がどのくらいあるのかわかるかもしれませんね。
※算数の才能がなくても、「解きかたを覚える」「繰り返し訓練する」で、かなりのレベルまで算数の成績をあげることができるので、「うちの子どもは全然ダメだな…」などと心配しなくても大丈夫です。
子どもがブロックや積み木に興味を持たない!どうすればいい?
子どもが興味をもてば、しめたものですが、何事も思い通りにならないのが育児です。
1歳6か月あたりになっても積み木やブロックに興味をもたない場合は、家のおもちゃ箱のなかを積み木やブロックだけにしておくのも一つの手です。
ほかに選択肢がなくなれば、ブロックや積み木で遊ぶかもしれませんからね。
その際、さまざまなタイプの積み木やブロックをおもちゃ箱にいれておくと、より興味をもたせやすくなります。たぶん。
「ブロックには興味を持たないけど、この積み木には興味をもった」のようなことがあるかもしれませんから。
【3歳〜】「マグ・フォーマー」は中学受験、高校受験では必須
個人的に最もお勧めなのはマグ・フォーマーです。
磁石でパネルをくっつけていく知育玩具ですが、立体をかんたんにつくれて、かつ、かんたんにバラバラにできるので、「立体とはどういうものか」「展開図」を遊んでいるうちにわかる優れものです。
ただ、1つデメリットがあります。
それは「お金」です。
ピースの数が少ないとあまり勉強になりませんので、90ピースほどは欲しいところですが、そうするとお金がかなりかかってしまいます。
ただ、中学受験をしなくても高校受験で、空間の問題がでてきますが、その際に役立つので買っておいて損はないとは思います。
【オススメ!】マグ・フォーマー 90
【2歳〜4歳】「ジグゾーパズル」を買い与えよう!
子どもによりますが、2歳あたりになると、かんたんなジグゾーパズルもできるようになります(個人差があります)。
ジグゾーパズルは図形問題を解くときの布石になるかもしれないので、年齢に応じてゾーパズルも買い与えるといいでしょう。
(例)
・アンパンマン(6ピース)
・アンパンマン(30ピース)
※ピースの数はさまざまあります。ピースが少ないものから挑戦させて、大丈夫そうならピースの数を増やすといいでしょう。
ちなみに、雑に片づけてピースをなくすことがあるので、たとえば「絶対に完成させる」「そのあとに大きめのビニール袋にいれる」のようにジグゾーパズルの片付け方を決めて、しっかり教えこむようにしましょう。
【3歳〜4歳】工具で組み立てる系の玩具もある!
つぎのような、工具で組み立てていく玩具もあります。
ボッシュ サービスステーション
3〜4歳児には難しいかもしれませんし、かといって、小学生になればかんたんなので、レベルとしては微妙ですが、経済手力があれば買ってみるのもいいかもしれません。
(参考)年長から小学一年生の子どもはプラモデルもいいかもしれない
空間認識能力が高い子どもであれば、プラモデルもお勧めです。
その理由は以下。
・最近のプラモデルは「塗装不要」「接着剤不要」で、ニッパで部品を切り取って、説明書通りに組み立てていくだけで完成させることができる。
・ブロックや積み木よりも難易度が高い。しかし、空間認識能力が高い子どもであれば、説明書を見ながら勝手に組み立てていけるほどの難易度。すなわち、空間認識能力が高い子にとっては、程よい難易度。
ただ、プラモデルはすぐに組み立てられるにもかかわらず、案外、お金がかかるので、経済力があるひとに限った話です。
【〜4歳】お絵かき系の知育玩具で「書くこと」に慣れさせよう!
子どもが1歳を超えたあたりから、「天才脳らくがき教室」のような「お絵かき系」の知育玩具を買い与えるといいでしょう。
こういうお絵かき系の知育玩具で遊ばせていると、将来、図形問題に強くなるかもしれません。
天才脳らくがき教室
ちなみに、はじめのうちは、ペンの持ち方などを気にする必要は一切ありません。
まれに、きちんとペンを持てる子どももいますが、たいはんの子どもは教えたところで、きちんと持てないと思います。成長に応じて教えないと、いくら教えてもまったくできないものですから。
「描くのって楽しい!」と思わせるだけでOKです。
ちなみに、小学生になってもこの手の知育玩具で絵を描いて遊ぶ子どももいれば、すぐに飽きる子どももいます。
絵を描く系の知育玩具は案外値段がはるので、後者だとつらいですよね。
親が玩具を厳選して玩具を与えれば、どのような玩具でも遊び続けるものなので、おもちゃ箱には、子どもの将来に役立ちそうな玩具だけにするといいでしょう。