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「●枚目」の数えかたがわかるまで反復練習しよう!
子どもの手元に【9】のカード1枚、すこし離れたところに【1】のカード3枚を置いてください。
※正確には【9】(間をあける)【1】【1】【1】(←横に並べてください)
そして、【9】のカードに一番ちかい【1】のカードを指さして「これは何枚目?」と聞いてください。
※「何枚目」がわからない場合は、数字カードを並べて1枚目、2枚目…と数えて教えてください。
「10」と答える子どももいますが、なかなか難しいものです。
もしわからない場合は、【9】のカードの近くに【1】のカードを9枚置いて、「【9】と【1】のカード9枚は同じだよね。カードを数えてみて」といってください。
答えが「10」だとわかると思います。
これを繰り返します。
子どもによっては、なかなかできないと思いますが、前に書いた通り、子どもは「パターン」で理解する傾向があります。
繰り返し、何度も同じような問題を解かせることで身につくので「これ、何度やるんだよ…」とならずに、繰り返してあげましょう。
繰り返し説明していると「またかよ…」「これで何度目だよ…」と思うときもあります。イラッとしたら、勉強はやめて気分転換するといいでしょう。
<目標>
・●枚目が、なんとなく理解できる
<練習>
・子どもの手元に5〜9のカードを1枚置いてください。
・間をあけて、1のカードを3枚ほど置いてください。
・1のカードの1枚目は何枚目か聞いてください。
・すんなりできる子どももいます。その場合は、5〜9のカードで練習したあと、10以降のカードを置いて練習させても構いませんが、無理をする必要はありません。
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「●+3」の、たし算を計算させよう!
子どもの手元に【8】【3】のカードを置いてください。
そして、「8+3はいくつ?」と聞いてみてください。
答えが10を超えるので指で数えるのは難しいですし(それでも指で数える子どももいますが)、いままでの方法だと、「【8】は【1】のカードが8枚、【3】は【1】のカードが3枚。これらをあわせるわけだから、1枚、2枚、3枚…」と数えていかなければならず、たいへんです。
そこで、子どもの手元の【3】のカードの左(子どもから見て左)に【1】のカードを3枚、横に並べてください。そして、「左にある【1】のカードは何枚目だったっけ?」と聞いてみてください。
先ほどのことができていれば「9枚目」と答えられると思います(答えられないのなら、先ほどのことをふたたび繰り返してください)。
あとは、【3】のカードの隣の【1】のカードを指さしながら、「9枚目、10枚目、11枚目」と数えます。
すると、答えは「11」だと、子どもは気がつきます。
もしわからなければ、何度も繰り返してください。
そのうち、法則性に気がつきます。
<ヒント>
子どもがなかなか答えないと、イライラして、解法を言ってしまうかたもいると思います。
気持ちはよくわかります。
しかし、そのようにすると、解きかたを丸暗記してしまい、考えない子どもになってしまいます。
かといって、ずっと考えさせても、子どもの口から永遠に正答はでてきません。
「2分間、考えさせても答えがでない → ヒントをいう → さらに2分間経っても答えがわからない → 解法を教える」などのようにして、できるだけ子どもに考えさせる時間をつくってあげましょう。
つぎは、紙につぎのタイプのたし算を書いて計算をさせてみましょう。
・「●+2」のタイプのたし算
(例)「8+2」「9+2」「10+2」「24+2」など
・「●+4」のタイプのたし算
(例)「8+4」「9+4」「22+4」など
・できるならば「●+5」のタイプのたし算。ただし、これは別の計算法もあるので無理をする必要はありません。
反復練習させよう!
あとは反復練習です。
つぎの練習問題を解かせましょう。
※この際、ランダムに出題してください。
・9+2=
・9+3=
・9+4=
・8+2=
・8+3=
・8+4=
・7+2=
・7+3=
・7+4=
・6+2=
・6+3=
・6+4=
これができれば、いままでの「3+2」のような、かんたんな、たし算も混ぜて、計算させましょう。
余裕があれば、おはじきをテーブルに置いて、「左から3個目のおはじきをとって」「右から4個目のおはじきをとって」などと言って遊ぶといいですよ!
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